2021-06-12

あっせんのサポートを体験しました

4月から取り組んでいたあっせんのサポートが先日終わりました。

守秘義務がありますので詳細は書けないことと,事案の特定を避けるために表現の正確性に若干欠けるところがあることをまずお許しください。

このたび,遠方にお住まいの労働者の方の労働局へのあっせんの申立てからあっせん期日当日までの過程において,特定社会保険労務士としてサポートをさせていただきました。

あっせんの代理ではなく,すべてオンラインでのサポート(補佐)という形でしたので,難しい部分はありましたが,特定社会保険労務士として初めてあっせんに関わることができ,貴重な体験をさせていただきました。依頼者の方には深く御礼申し上げます。

結論から申し上げますと,労働局でのあっせん解決事例としては標準的な水準での解決金による和解という結果になりました。

正直に申し上げて,私が特定社会保険労務士として関与したことによって,解決金の水準が上がったという実感はありません。私が関与せず,依頼者が独力であっせんに臨んだとしても解決金の水準はほとんど変わらなかったかもしれません。

依頼者の方との何十往復にもわたるメールでのやりとりを通して私が嬉しく思ったことは,「心強いお言葉をありがとうございます!」という依頼者からの感謝のお言葉を何度もいただいたことです。

あっせんのサポートをしている最中に私が常に心がけていたことは,「100%依頼者の味方になる」ことと,「依頼者を常に励まし続ける」ことでした。少なくとも,私の思いは依頼者の心に届いていたと勝手に自己満足しています。

あっせんのサポートを終えて今感じることは,もしかすると,特定社会保険労務士があっせんに関わることの最大の利点は,依頼者の不安な気持ちを和らげることにあるのかもしれないということです。

コロナ禍が長期化することによって雇用情勢の回復がなかなか見えない昨今ですが,労働問題でお困りの労働者の方への支援は今後も続けていきたいと強く感じたあっせんサポートとなりました。

2021-06-08

私の最近の心境は・・・

久しぶりの投稿となりました。

この2週間、Twitterから離れ、私自身のこれまでや今後の方向性などについていろいろ考えてきました。

まだはっきりとした結論は出ていませんが、今思っていることは、これまでの20年以上にわたるコンビニ業界での経験はこれからも大事にしていきたいことと、社会保険労務士としての実務経験を今後も重ねていきたいことの2点です。

現在、夜勤をしているコンビニ加盟店に対しては、単なる夜勤スタッフとしてではなく、コロナ収束を見据えて、さらに一歩踏み込んだ形での関与の仕方を模索しています。

社労士業務においては、社労士としてのスタンダードな業務に身を置きながら、使用者に対しては助成金提案労働者に対してはあっせん等の労働紛争解決手続サポートに注力していきたいと考えています。

それから、今後はTwitterの利用時間は減らし、当ブログでの情報発信を増やしていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

2021-04-01

あっせん代理人としての業務を開始しました

特定社会保険労務士の付記に伴い、本日より、労働局における「あっせん」等の個別労働紛争解決手続代理業務を開始しました。

あっせん代理」「あっせんサポート」のサービスを業務に加え、あわせて弊所ホームページも刷新しました。

また、電話でのお問い合わせやご相談に対応できるよう、電話受付時間を明確にし、ホームページのトップページに掲載しました。

サービス内容等に関するお問い合わせや、15分程度までの簡単なご相談は電話にてお受けいたします(ご相談の内容により、お名前等をお伺いすることがあります)。

私は現在、週2日のコンビニ夜勤の仕事をしているため、電話での受付には時間的制約がありますが、24時間対応のお問い合わせフォームを補助として、お客様からのお問い合わせ等にお応えしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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現在、弊所へのお問い合わせはお電話ではなく、お問い合わせフォームのご利用をお願いしております。ご了承くださいませ。(2021.6.8 追記)

2021-03-28

労働相談にあたって実名を尋ねる理由は

社会保険労務士が行う労働相談に限らず、弁護士の先生が行う法律相談では、相談者のお名前やご住所等の個人情報をお聞きするのが通常です。

その理由は、「利益相反」を防ぐためです。

たとえば、事業主と従業員との間で労働トラブルが起きているケースで、その解決のために、その事業主と従業員さんが同じ社労士に相談したとしたらどうなるでしょうか。

この場合、この社労士のさじ加減で事業主と従業員さんのどちらにも有利なように導くことができますし、社労士が専門家という立場を利用し自分の利益を優先して、法的に適正でない結論に強引に持っていくことさえできてしまいます。

このように、利害が対立する当事者の双方から相談を受けることは利益相反行為となって信義則にも反するおそれがありますし、当事者の双方の代理人となる行為は、民法108条で禁止されています(双方代理の禁止)。これらのケースについては、社会保険労務士法においても「業務を行い得ない事件」として社労士が受任することが禁じられています。

ですので、労働相談にあたっては、社労士は相談者のお名前等をお聞きして、将来においてその相談者と利害が対立する当事者から相談を受けたり、仕事の依頼を受けたりすることを防ぐ必要があるのです。

ちなみに、ある弁護士の先生は、「弁護士と比べ、社会保険労務士は利益相反に対する認識が甘い」とおっしゃっていました(汗)

2021-03-22

4月1日に特定社会保険労務士になります

一昨日、特定社会保険労務士になるための付記申請書を所属の社労士会に送りました。

送った書類に不備がなく受理されれば、私は4月1日付けで特定社会保険労務士として登録され、特定社会保険労務士として活動できるようになります。

特定社会保険労務士になった後、私が最も力を入れたいと思っているのが「あっせん代理」「あっせんサポート」です。

あっせんは、労働局や民間の認証ADR機関(社労士会労働紛争解決センター等)で行われている個別労働紛争(事業主と労働者との間における労働トラブル)解決のための制度です。

あっせん代理」は、労働紛争の当事者の一方(多くは労働者)の依頼を受けて、特定社会保険労務士代理人となって、あっせん申請書の作成や、あっせん申請が受理された後の相手方(会社、事業主)との交渉、あっせん期日での話し合い等を行うというものです。

私が考える「あっせんサポート」とは、あっせん手続によって自力で労働紛争を解決したい依頼者(労働者)を、あっせん申請からあっせん期日までの期間において、依頼者のご希望に沿って様々な面から依頼者を補佐するというものです。

料金等の具体的な内容は4月1日以降に弊所ホームページに掲載します。

また、今までは電話でのご相談は受け付けておりませんでしたが、4月からは曜日と時間帯を決めて、15分程度の簡単なご相談は電話でお受けできるようにしたいと考えています。

4月に入りましたら、当ブログでもお知らせしたいと思います。

2021-03-21

特定社労士受験に最低限必要な書籍は・・・

特定社労士試験の振り返りとして、私が使った教材についてメモとして残しておきます。

とても乱暴な言い方をすれば、特定社労士試験に合格する「だけ」が目的なら、過去問集だけで十分だと思います。

市販で容易に入手できる書籍としては、河野先生の過去問集一択となりますが、大問2の倫理に自信がない場合は、おきらく社労士(佐々木先生)の電子書籍もおすすめします。

私は平均的な開業社労士に比べて労働法関連の書籍は多く所持していると思いますが(実はその多くが積ん読です汗)、特定社労士試験に役立つ書籍で過去問集を超えるものはないと感じます。

特定社労士試験に合格するためには、できるだけ早い時期に過去問集を入手し、どのような形式で問題が出されるか、問われていることに対して規定の文字数で時間内に記述できるようになるには自分に何が必要かを確認することから始めることをおすすめします。

そしてそれを踏まえて、自分に足りないと思われる知識を他の参考書籍(労働法基本書や実務書、判例集等)で埋めていくのが効果的だと思います。

過去問集以外に必要な書籍は、特別研修のグループ研修で必要となる書籍だけで十分です。他に1冊挙げるなら、以前の記事で紹介した前田欣也先生の『個別労働紛争あっせん代理実務マニュアル』くらいです(4月に3訂版が出るようです)。

ちなみに、私が試験対策で過去問集を使った時間の割合は、学習時間全体の8割くらいの感覚でした(実際の学習時間は計測していません汗)。

・・・ということで、特定社労士試験に関する投稿はこれにて一旦締めさせていただきます。もしも、私がやった具体的な勉強法について知りたい受験生がいらっしゃいましたら、弊所ホームページに記載のメールアドレス宛てにメールをいただければと思います。

2021-03-14

特定社労士試験、私の得点は・・・

先ほど、特定社労士試験の合格証書と成績通知書が届きました。

合否にかかわらず、私の得点はここで開示すると公言していましたので成績通知書をアップします。

思っていたよりも点数がとれていました。