2021-08-21

コンビニアドバイザーとして再出発しました

このたび,私はコンビニアドバイザーとして新たなスタートを切りました。

今から7年前,コンビニ加盟店店長を辞してコンサルティング事務所を立ち上げたのは,コンビニに従事する人たちの社会的地位を上げたい本部と加盟店が共存共栄し,コンビニ業界が末永く発展するためのお手伝いがしたいとの思いからでした。

独立してから2年後の社労士受験の翌月から,私が加盟店店長を務めていたお店の母店で夜勤アルバイトとして働くことになりました。お店のオーナーからの要請に応えたものですが,当初,私は翌年に社労士として開業するまでの繋ぎとして考えていました。

それから5年が経ちました。

事務指定講習を無事に修了し社労士事務所を立ち上げたものの,夜勤による昼夜逆転生活もあって,本業であるはずの社労士としての事業を成長させることはできませんでした。

これはひとえに,私自身の社労士にかける思いや情熱が欠けていたのだと言わざるを得ません。

社労士として仕事を得ることに意識が集中する結果となり,7年前の独立当初の志をいつしか忘れていました。


先日,私がセブンイレブン本部社員時代から大変お世話になってきたオーナーさんがお亡くなりになられました。地元で古くからセブンイレブンのご商売をされてきたオーナーさんです。私が独立した時にも,社労士の仕事を始めた時にも激励してくださいました。

オーナーさんのご逝去は,私自身のこれまでの職業人生を振り返る契機となりました。

熟考した末に私が出した結論は,「もう一度原点に還る」ということです。

これまで長く携わってきたコンビニの仕事について,私自身の職業人生の集大成として,もう一度最初から取り組んでみたいと思うに至りました。

早速,現在勤めているお店のオーナーに掛け合って,勤務日数を増やすとともに一定の責任と権限を持つアドバイザーとしての仕事もさせてほしいとお願いしました。

その結果決まったことは,週2日の夜勤に加えて週2日の勤務を増やすこと,新たにアドバイザーとしての仕事を業務に加えること,週末は個人事業主としてコンビニアドバイザーの仕事をすることの承諾をいただくことです。

これにより,特定社会保険労務士としての活動は一歩後退することになるかもしれませんが,これまでに得た経験と知識は,これから関与することになるコンビニ加盟店の良き経営の実現のために使いたいと考えています。

2021-07-04

私がおすすめする2つの助成金

厚生労働省ホームページに掲載されている雇用関係の助成金は60種類以上あります。

どの助成金が自社に合うものなのかを調べるだけでも大変ですが,今回は私がおすすめする助成金を2つ紹介します。

1つは,お馴染みの「キャリアアップ助成金(正社員化コース)」(PDFファイル)です。

正社員化コースでは,有期雇用労働者等を正規雇用労働者に転換した場合には,1人あたり57万円(生産性要件が認められれば72万円)が助成されます。

有期から無期への転換,無期から正規への転換の場合でも,それぞれ28万5千円(生産性要件が認められれば36万円)が助成されるのがポイントです。

このキャリアアップ助成金はメジャーな助成金で,受給額も大きいことから多くの事業所が申請しています。

もう1つのおすすめは,「65歳超雇用推進助成金」(PDFファイル)です。この助成金には3つのコースがありますが,1番目の「65歳超継続雇用促進コース」と3番目の「高年齢者無期雇用転換コース」がおすすめです。

一般に,助成金の申請にあたっては,事前に就業規則の作成・変更が必要な場合が多くあります。

特に,65歳超雇用推進助成金の「65歳超継続雇用促進コース」については,事前に有償で社労士等に就業規則の作成・変更を依頼する必要があります。

また,助成金の申請には助成金に共通する要件等PDFファイル)があるほか,それぞれの助成金ごとの要件等がありますので注意が必要です。


本来,助成金というものは開業社労士の手を借りなくても各事業所が自力で申請できるのが理想だと思います。助成金申請に必要な情報や申請フォーム等は厚生労働省のホームページに掲載されていますし,手続きでわからない場合の問い合わせ窓口も用意されているからです。

ただ,申請にあたっては要件等が存在して手続きが煩雑なうえに就業規則の改定等が必要なケースも多いですので,専門家に依頼するのが手っ取り早いといえるのかもしれません。顧問社労士をお持ちの場合は,顧問の先生に依頼するのがよろしいかと思います。

2021-07-02

多くの開業社労士が助成金に積極的に取り組まない理由

前回の記事で,「多くの開業社労士が助成金に積極的に取り組もうとはしていない」と書きました。

その最も大きな理由は,社労士が負う「連帯債務」にあると思います。

平成29年4月に雇用保険法施行規則が改正され,助成金の不正受給に関与した社会保険労務士は,その事業主とともに連帯して責任を負うというものです。不正受給とみなされた場合には,受給額に20%を上乗せされた額の返還義務を事業主と連帯して負うだけでなく,その後5年間にわたって助成金の申請代行業務ができなくなります

これは,資格を持たない業者が関与した助成金の不正申請・不正受給等が後を絶たないため,罰則が強化されたものです。

開業社労士としては,事業主とコミュニケーションをとって適切な手続きをすれば何の問題もないのですが,社労士に対する罰則強化は助成金に対する取り組み意欲を減退させる原因になったと私は感じています。多くの開業社労士の先生方が助成金の申請は顧問先に限定しているのはその表れだと思います。

私自身は,助成金申請は顧問先に限定せず,スポットでもお受けする考えです。ただ,お引き受けするにあたっては,直接,事業主とお会いして経営や労務管理に対する考えをお聴きするとともに,出勤簿や賃金台帳,雇用契約書等の帳簿・書類の状況を自分の目で確認することを必須としています。

次回は,私がおすすめする助成金について書きたいと思います。

2021-06-30

社労士が取り扱う助成金とは

開業社労士の独占業務の1つに雇用関係助成金の申請代行があります。

「助成金」と名の付くすべての助成金が社労士の独占業務の対象というわけではなく,雇用保険料を財源とする厚生労働省所管の雇用関係の助成金が主なものとなります。

社会保険労務士の資格を持たない者が事業主に対し,雇用関係助成金申請の勧誘をするケースや開業社労士に対して提携を持ちかけるケースがありますが,社労士が非社労士と提携して助成金の申請代行等を行うことは社労士法違反となり,社労士は処罰の対象となります。私の事務所にも非社労士の業者さんから提携を持ちかけるFAXがたまに来ますが,すべてスルーしています。

助成金に対する開業社労士の先生方の考え方や取り組み姿勢は様々ですが,私の印象としては,助成金に積極的に取り組もうと考えていらっしゃる先生方は意外と少ないです。

コロナ禍で雇用を維持するための雇用調整助成金の申請代行を手掛ける先生方は多いですが,どちらかと言うと,顧問先やスポットの顧客から依頼されて受託するケースがほとんどだと思います。

できることなら助成金を手掛けたくないと考えている開業社労士が多いのが現状と言えますが,その理由については次回に書きたいと思います。

2021-06-12

あっせんのサポートを体験しました

4月から取り組んでいたあっせんのサポートが先日終わりました。

守秘義務がありますので詳細は書けないことと,事案の特定を避けるために表現の正確性に若干欠けるところがあることをまずお許しください。

このたび,遠方にお住まいの労働者の方の労働局へのあっせんの申立てからあっせん期日当日までの過程において,特定社会保険労務士としてサポートをさせていただきました。

あっせんの代理ではなく,すべてオンラインでのサポート(補佐)という形でしたので,難しい部分はありましたが,特定社会保険労務士として初めてあっせんに関わることができ,貴重な体験をさせていただきました。依頼者の方には深く御礼申し上げます。

結論から申し上げますと,労働局でのあっせん解決事例としては標準的な水準での解決金による和解という結果になりました。

正直に申し上げて,私が特定社会保険労務士として関与したことによって,解決金の水準が上がったという実感はありません。私が関与せず,依頼者が独力であっせんに臨んだとしても解決金の水準はほとんど変わらなかったかもしれません。

依頼者の方との何十往復にもわたるメールでのやりとりを通して私が嬉しく思ったことは,「心強いお言葉をありがとうございます!」という依頼者からの感謝のお言葉を何度もいただいたことです。

あっせんのサポートをしている最中に私が常に心がけていたことは,「100%依頼者の味方になる」ことと,「依頼者を常に励まし続ける」ことでした。少なくとも,私の思いは依頼者の心に届いていたと勝手に自己満足しています。

あっせんのサポートを終えて今感じることは,もしかすると,特定社会保険労務士があっせんに関わることの最大の利点は,依頼者の不安な気持ちを和らげることにあるのかもしれないということです。

コロナ禍が長期化することによって雇用情勢の回復がなかなか見えない昨今ですが,労働問題でお困りの労働者の方への支援は今後も続けていきたいと強く感じたあっせんサポートとなりました。

2021-06-08

私の最近の心境は・・・

久しぶりの投稿となりました。

この2週間、Twitterから離れ、私自身のこれまでや今後の方向性などについていろいろ考えてきました。

まだはっきりとした結論は出ていませんが、今思っていることは、これまでの20年以上にわたるコンビニ業界での経験はこれからも大事にしていきたいことと、社会保険労務士としての実務経験を今後も重ねていきたいことの2点です。

現在、夜勤をしているコンビニ加盟店に対しては、単なる夜勤スタッフとしてではなく、コロナ収束を見据えて、さらに一歩踏み込んだ形での関与の仕方を模索しています。

社労士業務においては、社労士としてのスタンダードな業務に身を置きながら、使用者に対しては助成金提案労働者に対してはあっせん等の労働紛争解決手続サポートに注力していきたいと考えています。

それから、今後はTwitterの利用時間は減らし、当ブログでの情報発信を増やしていきたいと思っていますのでよろしくお願いいたします。

2021-04-01

あっせん代理人としての業務を開始しました

特定社会保険労務士の付記に伴い、本日より、労働局における「あっせん」等の個別労働紛争解決手続代理業務を開始しました。

あっせん代理」「あっせんサポート」のサービスを業務に加え、あわせて弊所ホームページも刷新しました。

また、電話でのお問い合わせやご相談に対応できるよう、電話受付時間を明確にし、ホームページのトップページに掲載しました。

サービス内容等に関するお問い合わせや、15分程度までの簡単なご相談は電話にてお受けいたします(ご相談の内容により、お名前等をお伺いすることがあります)。

私は現在、週2日のコンビニ夜勤の仕事をしているため、電話での受付には時間的制約がありますが、24時間対応のお問い合わせフォームを補助として、お客様からのお問い合わせ等にお応えしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

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現在、弊所へのお問い合わせはお電話ではなく、お問い合わせフォームのご利用をお願いしております。ご了承くださいませ。(2021.6.8 追記)